月: 2022年2月

オランダ人医師は帰らなかった 一日一法話

オランダ人医師は帰らなかった

明治の初め、熊本でオランダ医学を教えるマンスフェルトがいた。学生には、後に日本医学の父と呼ばれる北里柴三郎がいた。学業に躓いた北里は、退学しようとマンスフェルトのもとを訪れた。すると、北里が話す前にマンスフェルトがたずねた。「どうした。元気がないな」思いもしない質問に北里は「先生は異国で暮らしていて…