法話の方向性

色々と法話を聴聞させていただくと、その多くは愛別離苦を経験した人に向けての法話が多いように思える。
もちろん、大切な事ではあるのだが、昨今の家庭環境を見るに、愛別離苦をするほど家族愛が育っていない場合がある。逆に怨みを生じていることの方が多いのではなかろうか。そうすると怨憎会苦の最中の人に向けての法話がもっとあってもいいように思えたのである。
憎しみ怨みを少しずつ少しずつ溶かしていく、照育の大切さを粘り強く説くのである。

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