五蘊盛苦

四苦八苦は、思い通りにならないことをお釈迦様が8つに分類したものをいう。

 生老病死 生まれ、年を取る、病気になる、死んでいく

 怨憎会苦 いやな奴と合わなければならない

 愛別離苦 愛しいものと別れていかねばならない

 求不得苦 求めても得られない

上記の七句は、特に問題もなくせつめいできるのだが、いつも五蘊盛苦になると説明に窮していた。
五蘊とは見たこと聞いたこと感じたことなどの総称なのだが、これがどうして苦しみなのかと言われると困っていたのだ。
しかし、五蘊盛苦の原語をたどるとウパダーナ(執着する)という意味がはいっているのである。ここまで読むと、見たこと聞いたこと考えたことなどに執着することという意味まで深まる。すると五蘊盛苦が説明しやすくなった。私は漢訳を変えた方がいいと思う。今更無理なのか

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