おみがき己身がき 一日一法話

おみがき己身がき

報恩講前のおみがきを行いました。おみがきとは仏具を磨くことです。お磨きをするたびに思います。いつのまにか煤が付いていることを。一日では気が付きません。いつのまにか煤が付いているのです。わたしの煩悩もそう。気づかぬうちにすすだらけ。時々拭いて、私はこんなに汚れているんだと確認します。磨いた布はすすだら…
独楽のようにくるくると忙しく回る現代人 一日一法話

独楽のようにくるくると忙しく回る現代人

身は独落のごとく、口は春蛙のごとく、心は風灯のごとく、散逸を以ての故に、法、現前せず『摩訶止観』天台大師智顗 体は独楽のようにくるくる忙しく周り、口はカエルのようにあーだこーだやかましく言い、こころはいまにも消えそうだ。こんな有様では真実は見えない。 車にはアクセルと同時にブレーキが必要だ。煩悩のブ…