一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

宝物が壊れた 一日一法話

宝物が壊れた

江戸時代初期、京都所司代やいくつかの藩主を務めた板倉重矩の逸話。藩主を務めていた時、備えとして寝室に置いていた宝の弓を、小姓が試し打ちをして折ってしまった。怒られるかと思いきや、重矩は許した。「この程度で折れるならば実戦ではやくに立たぬ。よい事を教えてもらった」と逆に褒めたのである。怒るのか善と受け…
独裁スイッチ 一日一法話

独裁スイッチ

9日のドラえもんの放送で出てきた秘密道具が独裁スイッチだ。法話でも引用されることの多い話でもある。もしも、あいつさえいなければという、誰しもが一度は思う願望をかなえてくれるというもの。結果、のび太は大反省をするのである。独裁の独は、孤独の独である。さみしい世界なのだ。…
自分の物だと思うところから苦が始まる 一日一法話

自分の物だと思うところから苦が始まる

数日前、下の娘が嘔吐をした。私の服の上に。昨日、上の娘が嘔吐をした。私の布団の上に。病状を心配しつつも、なぜ私の物ばかりに、、、、と思ったときに、私の物であると認識した瞬間に苦が生じることを知った。どうやら我は少ない方が苦は少ないらしい…