日記

黒澤明の脚本の書き方 一日一法話

黒澤明の脚本の書き方

黒澤明は若い助監督にこう言った。「いいか。脚本は書き始めたら絶対に最後まで書け。こじつけでもいいから最後まで書け。途中で投げ出すと癖になるから絶対に最後まで書け。」この教えは、仏道修行の覚悟とも似ている。修行によっては懐に短刀を携えて臨むものもある。行が満足できなかった時には自害をする覚悟で臨めとい…
試験管の水 一日一法話

試験管の水

19世紀のイギリスの科学者ファラデーが、ある時学生たちを集めてたずねた。「この試験管には何が入ってわかるか」有る学生が、「透明な液体まではわかりますが、成分までは調べてみないとわかりません。」すると、ファラデーが、「先ほど、ある学生の母親が子供の心配をして訪ねてきた。その時の母親の涙である。成分を分…