日記

檀家制度の是非 一日一法話

檀家制度の是非

江戸時代初期の禅僧盤珪さんが、地元の有力者からの支援でお寺を建てたことがあった。その有力者達が檀家になりたいと願うと盤珪さんは固辞した。理由は、檀家制度を取ると、檀家である者とそうではないものの区別ができてしまうからである。私は実際、とあるお寺を一時的に預かったことがある。その時の報恩講という行事で…
母の祈り 一日一法話

母の祈り

4世紀、ローマ帝国に多大な影響を与えたオーガスティンは、若いころの自分を深い懺悔のまなざしで見ている。今でいう、不良少年であったオーガスティンは、母を靴を履いたまま蹴飛ばしたことがある。母は怒らず何も言わず部屋に入っていった。母の様子をそっと見ると、涙を流しながら、「私は死んでもいいから、こどもの心…