一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

疑網 こんなところに仏教用語

疑網

パソコンで「ぎもう」と入力し変換すると「欺罔(ぎもう)」と出てきます。世間ではなんの違和感がないと思います。ところが、浄土(じょうど)真宗(しんしゅう)の僧侶(そうりょ)が見れば違和感があります。「ぎもう」の漢字は「疑網(ぎもう)」だろうと。  このコーナーをやってよかったと思える瞬間です。僧侶側が…
私心なし 一日一法話

私心なし

時は江戸時代 備前藩主池田光正が使い番の適任者を探していた。すると家老の土倉市正が「中村忠左衛門がよろしいでしょう」と、市正とは犬猿の仲のものを推薦したのだ。忠左衛門は驚き、市正に礼をいうと「私は適任者を推したまでのこと、好き嫌いは私心である。」と答えたそうな。…