一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

亀毛兎角 こんなところに仏教用語

亀毛兎角

とかく○○だ。とにかく○○する。ともかく○○する。いずれも兎角と漢字をあてることができます。 この度ご紹介の「亀毛兎角」は仏教用語というものではないですが、比喩表現として度々でてきます。 「亀毛」とは、亀が水草をからめながら泳ぐ姿を亀に毛が生えたように見えることを指します。 「兎角」とは、ウサギの耳…
吉宗の前で失態 一日一法話

吉宗の前で失態

徳川八代将軍吉宗公がまだ紀州藩のお殿様であったころの話。 酒に酔った家臣がふすまを破った。吉宗は怒るかと思いきや、 「よいよい。そのままでよい」 と言ったのである。安堵した家臣。しかし、翌日から自ら破ったふすまを見続けなければならない。家臣は以来、酒におぼれなくなったという話。 吉宗は許したようで、…
一本の鉛筆 一日一法話

一本の鉛筆

美空ひばりさんの歌に「一本の鉛筆」がある。   一本の鉛筆があれば 戦争は嫌だと私は書く 詩で想いを届けられるのは人間だけじゃないですか…