1日は聖人一流章

1日のお朝事の最後は、聖人一流章を読むことになっている。一番ポピュラーな御文章であるが、いつもは流して読んでいた。ところが昨日は違った。昨今の本願寺の新しい領解文問題で悩む中、昨日の御文章は心にしみるように響いてきたのだ。内容、構成、どれをとってみても見事な御文章である。

聖人一流の御勧化のおもむきは・信心をもって本とせられ候、そのゆえは・もろもろの雑行をなげすてて・一心に弥陀に帰命すれば、不可思議の願力として、仏のかたり往生は治定せしめたまう、その位を・一念発起入正定之聚とも釈し、そのうえの称名念仏は・如来わが往生を定めたまいし、御恩報尽の念仏と・こころうべきなり、あなかしこ あなかしこ

saikohji
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