こんなところに仏教用語

稽古 こんなところに仏教用語

稽古

漢字にすると本来の意味が解ることがあります。「ありがとう」は「有難う」で、有ることが難しいということ。今回ご紹介の「けいこ」は漢字で「稽古」と書きます。「稽」は考えるという意味です。「稽古」とは、物事を検討し、過去の出来事に学ぶことです。  曹洞宗の道元禅師は、稽古をするにしても、古くを考えるだけで…
郡盲象を評す こんなところに仏教用語

郡盲象を評す

 インド発祥の寓話で、形は違えど世界中に広まっている物語です。  大臣と一緒にいた王様が、十人の目の見えない人々を呼びました。そして、それぞれに象を触らせて、これは何かを聞いたのです。すると、象の鼻を触った人は輿の轅(牛車などの車引きがつかむ棒)、牙を杵、耳を箕(穀物の選別に使う農具)、頭を鼎(三本…