親の顔色をうかがう子供たち

出向先の坊守さんとの話。坊守さんは美術館で働いている。そこで、子供向けの美術案内をするそうだ。
そこで、子供たちに感想を聞くと、子供は親の顔色をうかがいながら答えるそうだ。
そういう時、親が子供にこう聞く。
「きれいだった?」「これこれがすごかったね」
と誘導するように知るもんするのだ。
そのような問いをすると大人が喜びそうな答えしか言わない。
そうではなく、
「どうだった?」
を聞くことが大事なのだ。そしてどのような答えを出そうとも否定せずになぜそう思ったのかを丁寧に聞いていく。
問答は問いをするほうが能力を問われるのだ。

saikohji
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