子どもが苦しんでいると、親も苦しい。その時の親の苦しみは、子どもに寄り添っているからこそだ。そこに私心はない。まことの心、慈悲は私心がない。親鸞聖人は「浄土和讃」に 平等心をうるときを 一子地となづけたり 一子地は仏性なり 安養にいたりてさとるべし と、わが子のように衆生を思いすくうと言われている。 南無阿弥陀仏