黒澤明の脚本の書き方

黒澤明は若い助監督にこう言った。
「いいか。脚本は書き始めたら絶対に最後まで書け。こじつけでもいいから最後まで書け。途中で投げ出すと癖になるから絶対に最後まで書け。」
この教えは、仏道修行の覚悟とも似ている。修行によっては懐に短刀を携えて臨むものもある。行が満足できなかった時には自害をする覚悟で臨めというものだ。
阿弥陀如来の行も、達成しないならば私は決して仏とはならないと誓われて行に臨まれた。
仏の行の証が今、私の口から南無阿弥陀仏と表れている。

saikohji
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