大浪覚醒

江戸末期から明治にかけての時代。黄檗宗の名僧高津柏樹師が、相撲で伸び悩んでいる大浪にアドバイスをした。

「そなたは大浪という名前があるのだから、名の通り大きな浪のごとくに、寄せては返しと流れに身を任せなさい。余計なことは考えぬことだ」

それから、大浪は連勝街道へ。無我をつかんだのである。無我とは、執着がないということである。余計なことは考えなくなれば、自然体で過ごせるのである。

saikohji
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