二人の弟子

2500年前のインドのお話
二人の青年が、お釈迦様に会いに行こうと決意をしました。
足袋をしていると、のどが渇いてきました。小さな池がありました。二人は水を飲もうとすると、一人が言いました。
「水の中には魚がいる。お釈迦様はすべてのいのちは大切にしなければならないと言われた。私はこの水を飲まない。」
もう一人は水を飲みました。
そして、水を飲まない方は、渇きで亡くなりました。
水を飲んだ方はお釈迦様に会う事が出来ました。そのときにお釈迦様は
「そなたは私に会えたのだろうか。水を飲まなかったものはわたしの教えを守った。直接会ったことはないが、そちらの方が会えたと言えるのではないか。」
と伝えました。会うということ。現代でも本当に会えている関係の人はどれだけいるのでしょうか。

saikohji
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