ペスタロッチと公園を掃除する人

スイスのある貧民街で、子どもたちが遊ぶ広場があった。そこで紳士が歩いてはしゃがみ歩いてはしゃがみ何かをポケットに入れる動作を繰り返していた。あやしいと思った警官が職務質問をすると、その紳士は哲学者ヨハン ヘンリック ペスタロッチであった。警官が「あなたのようなお方が何をしているのですか」と聞くと、「子供たちが素足で遊んでいる。ガラスを踏んだら危ないから拾っていたのだ」と答えたという。
毎朝公園を散歩しているとごみを拾っていく方がおられる。誰に言われたのでもなく毎日同じ時間にゴミ拾いをされている。頭が下がる行為である。

saikohji
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