ラクをしたい 一日一法話

ラクをしたい

小学生の子どもが訊ねてきた。楽をしたいと・・・。では、どうすれば楽になれるか聞いてみた。しばらく考えるが答えは出てこない。計算が楽になるように掛け算や割り算を習う。この先因数分解なども習う。植物を育てるのが楽になるように、理科を習う。もうお分かりだろう。楽をしたければ勉強することだ。…
上手にならない 一日一法話

上手にならない

私にとって「勉強すれば上手になる」ひとよりも「いくら勉強しても上手にならない人もいる」ということのほうが遥かに勇気を与えてくれる 『木槿の花』山口瞳より この安心感は、親鸞聖人がいくら修行をしても煩悩を断てず、わが身のあさましさをいただかれたことと共通しているかと思われる。ここにみんな引き寄せられて…
まずは何をしたいのか 一日一法話

まずは何をしたいのか

○○になりたい!・・・という夢がある。子どもの頃はそれでいい。年齢を重ねて、いよいよ現実的な年ごろになった時は、○○をしたいから○○になりたいとしていくと、より目標が明確になる。法蔵菩薩は、仏になりたいより先に、あらゆるものをすくいたいという願いが先だった。目標が明確だったから、困難な修行を達成され…