一日一法話 4 5月 2024 食前の言葉 本願寺派のものは、韻もリズムも悪く唱えにくいし覚えにくい。禅宗などでは、五観の偈を食前に読むことが多い。宗派によって異なるが、元となる言葉がこうだ。 一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計はかり彼かの来処らいしよを量はかる。 二 忖己德行 全缺應供 : 己おのが徳行とくぎようの全欠を忖はかって供く… 続きを読む
一日一法話 3 5月 2024 とある記念品 とある寺院の記念品を戴いた。親鸞聖人の絵が描かれているトートバッグだ。私は怒りを通り越して悲しかった。どうして尊敬の対象をこのような形にできたのだろうか。どうやって使えばいいのだ。聖人のお顔が何かにぶつかることは失礼に当たらないのだろうか。最澄さんや空海さんのトートバッグを見たことはあるか。関係者に… 続きを読む
一日一法話 2 5月 2024 しみじみとわかる人間に 『二十四の瞳』などを映画にした木下恵介氏の記念館が浜松市にある。入館券には氏の色紙の言葉が書いてある。 人の世の喜びも 悲しみも しみじみとわかる 人間になっておくれ 恵介 いい世の中になるという事は、こういうことではないか… 続きを読む