仏教を学ぶとは 一日一法話

仏教を学ぶとは

 とある仏教学者のSNSを見て悲しくなった。自分を超一流と言い、他の学者を汚い言葉で罵っていた。仏教を学ぶとは何か。己を知るということである。恥ずかしい己の姿に気づかされるということである。真宗を学ぶとは何か。己の姿に気づかされ、阿弥陀如来はそれを見離さないと知らされるということである。…
誰がために寺はある 一日一法話

誰がために寺はある

 とある、伝統的な本堂があるお寺さんのお話。本堂が建て替えてから20年も経っていない。あらゆるところに宮大工が入り、参詣の方々を魅了している。 ところが、ないのだ。冷房が。伝統的な建物は風通しがいいというが、昨今の暑さは限度を超えている。今から冷房を入れたらいいじゃないですかと聞くと、それはできない…
古人の歌 一日一法話

古人の歌

 仙厓和尚の歌 ドキッとします。  しわがよる ほくろが出来る  腰が曲がる 頭がはげる ひげ白くなる  手は震え 足はよろつく  歯は抜ける 耳は聞こえず  目はうとくなる  身に添うは 頭巾襟巻  杖 眼鏡 たんぽ(湯たんぽ)  おんじゃく(カイロ) しゅびん(尿瓶) 孫の手 聞きたがる 死にと…