一日一法話 9 1月 2022 法話の方向性 色々と法話を聴聞させていただくと、その多くは愛別離苦を経験した人に向けての法話が多いように思える。もちろん、大切な事ではあるのだが、昨今の家庭環境を見るに、愛別離苦をするほど家族愛が育っていない場合がある。逆に怨みを生じていることの方が多いのではなかろうか。そうすると怨憎会苦の最中の人に向けての法話… 続きを読む
一日一法話 8 1月 2022 見られているという感覚 先日、葬儀があり、親族の中に中学時代の先生がおられた。直接の接点はなかったが、私には多大な影響を与えて下さった方だ。葬儀の間はまさかおられるとは知らず、火葬の待ち時間でそれがわかったのである。いつどこで誰が見ているかわからないからこそ、自らの姿勢を正すことが出来る。「お天道様がいつも見ているからね」… 続きを読む
一日一法話 7 1月 2022 自己開示 組織を運営するにあたって大切なことは、何よりも自己開示である。自分の能力を見せるよりも、自分の弱さを見せたほうがコミュニケーションは潤滑に回る。親鸞聖人は、自らを愚禿と言ったり、地獄行の者だと言ったり、と自らの弱さを徹底的に認められた。だから、現代でもこんなにも親鸞聖人は人を引き付けるのであろう… 続きを読む