セミの羽 一日一法話

セミの羽

羽がボロボロなセミがいる。地上に上がってたった一週間のいのちを他のために生きるのである。ボロボロのセミがまた飛んで行った。尊いいのち、無我のいのちである。…
お盆と台風と 一日一法話

お盆と台風と

お盆の法要が始まっている。読経の前に表白を読む。法要の趣旨を仏前で申し上げるのだ。表白では、お盆の成立等を述べる。餓鬼に落ちた母をすくう物語である。自分さえよければと餓鬼道に落ちた要因を述べたところで、これは私の事ではないのかと思った。我が割れ我は特に台風の時にでやすい。うちには来てくれるな、それて…