五劫の御思案 一日一法話

五劫の御思案

阿弥陀如来が仏となられる前、法蔵菩薩であられた頃、あらゆる衆生をすくうために五劫という途方無い時間お考えになられたと大経に記されています。この五劫の御思案は、それほどの時間を考えなければ我々をすくうことができないといただくと機の深信です。それほどの時間をかけられたのだから、すくいも万全だといただくと…
梵天勧請 一日一法話

梵天勧請

お釈迦様が悟りを開かれてから、それを人に伝えるかどうか躊躇された。どうせわかってはもらえないと考えたからだ。そこへ梵天が現れ、教えを説いてほしいと請うたという伝説がある。これを梵天勧請というが、これはお釈迦様の葛藤を描いたものではないだろうか。このままでよいのだろうか、他を救わずしてよいのだろうかと…
1日は聖人一流章 一日一法話

1日は聖人一流章

1日のお朝事の最後は、聖人一流章を読むことになっている。一番ポピュラーな御文章であるが、いつもは流して読んでいた。ところが昨日は違った。昨今の本願寺の新しい領解文問題で悩む中、昨日の御文章は心にしみるように響いてきたのだ。内容、構成、どれをとってみても見事な御文章である。 聖人一流の御勧化のおもむき…