一日一法話 10 1月 2025 ぎんぎら吟味 吟味せざれば 行うことなかれくはしく吟味して 始めて行なへ『パンチャタントラ』第5巻より ここでいう吟味とは、味わう前によく考え、味わった後もよく考えよということ。私はすぐ煩悩が起こり、よこしまな心がおきてくる。常に再確認、吟味である。… 続きを読む
一日一法話 9 1月 2025 行ってきます=往還 「いってきまーす」これは略語である。 行ってきますが必ず帰ってきます が省略された言葉だ。行くも帰るも含まれた言葉。浄土真宗では、阿弥陀仏により、この世のいのちを終えたら、極楽に行き仏となり、そしてまた迷いのこの世に還ってくるという。これを往還といい、阿弥陀仏のはたらきと合わせて往還回向という。… 続きを読む
一日一法話 8 1月 2025 住すれば渋滞 道は須らく通流すべし、何を以てか帯せん。心住せざれば、法即ち通流するも、住すれば即ち縛せらる。 『六祖壇経』 道は本来すいすい進むもの。渋滞する時がある。事故やアップダウンが多い場所などで起こる。心もそうで、執らわれの心が起こるとすぐに渋滞する。… 続きを読む