一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

ぎんぎら吟味 一日一法話

ぎんぎら吟味

吟味せざれば 行うことなかれくはしく吟味して 始めて行なへ『パンチャタントラ』第5巻より ここでいう吟味とは、味わう前によく考え、味わった後もよく考えよということ。私はすぐ煩悩が起こり、よこしまな心がおきてくる。常に再確認、吟味である。…
行ってきます=往還 一日一法話

行ってきます=往還

「いってきまーす」これは略語である。 行ってきますが必ず帰ってきます が省略された言葉だ。行くも帰るも含まれた言葉。浄土真宗では、阿弥陀仏により、この世のいのちを終えたら、極楽に行き仏となり、そしてまた迷いのこの世に還ってくるという。これを往還といい、阿弥陀仏のはたらきと合わせて往還回向という。…
住すれば渋滞 一日一法話

住すれば渋滞

道は須らく通流すべし、何を以てか帯せん。心住せざれば、法即ち通流するも、住すれば即ち縛せらる。 『六祖壇経』 道は本来すいすい進むもの。渋滞する時がある。事故やアップダウンが多い場所などで起こる。心もそうで、執らわれの心が起こるとすぐに渋滞する。…