一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

仮 こんなところに仏教用語

 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。世中にある人と栖と、又かくのごとし。  『方丈記』の冒頭です。古文で習われた方も多いのではないでしょうか。川の水は、常に流れていて留まることがないことを、無常の譬えとして用い…
菩薩の生き方 一日一法話

菩薩の生き方

大士の懐を立つることは、但だ自らの為には非ず。必ず先ず物の為なり。『勝鬘経義疏』聖徳太子著菩薩が誓いを建てることは、自分の為ではなく、まず他者の為に立てるものである。…
同事 一日一法話

同事

同事というは、不違なり。自にも不違なり、他にも不違なり。『正法眼蔵』道元禅師著菩薩の生き方は、自他ともに分け隔てなく平等に接することが要です。派閥や権威などは皆無の世界です。…