こんなところに仏教用語 24 4月 2025 仮 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。世中にある人と栖と、又かくのごとし。 『方丈記』の冒頭です。古文で習われた方も多いのではないでしょうか。川の水は、常に流れていて留まることがないことを、無常の譬えとして用い… 続きを読む
一日一法話 23 4月 2025 菩薩の生き方 大士の懐を立つることは、但だ自らの為には非ず。必ず先ず物の為なり。『勝鬘経義疏』聖徳太子著菩薩が誓いを建てることは、自分の為ではなく、まず他者の為に立てるものである。… 続きを読む
一日一法話 22 4月 2025 同事 同事というは、不違なり。自にも不違なり、他にも不違なり。『正法眼蔵』道元禅師著菩薩の生き方は、自他ともに分け隔てなく平等に接することが要です。派閥や権威などは皆無の世界です。… 続きを読む