一日一法話 17 12月 2021 しあわせ 「しあわせ」を漢字で書くと、「幸せ」と思い浮ぶ方が多いでしょう。しかし、昔の小説を読むと「仕合わせ」を表記されることが多いのです。「幸せ」と書くとHAPPYという意味ですが、「仕合わせ」と書くと、いいことも悪いことも全部含めて「しあわせ」になることを意味します。中島みゆきさんの「糸」の最後には、「そ… 続きを読む
一日一法話 16 12月 2021 花火になるな 「あせって一瞬の花火になるな 根気よく牛になって押しなさい」 夏目漱石が後輩芥川龍之介らに送った言葉である。しかしながら、芥川は一瞬の花火のように逝くのである。… 続きを読む
一日一法話 15 12月 2021 怒りの川 怒りを鎮めようとおして、次々と湧き起ります。寄せては還し寄せては還しと、波が続く。その川に、白い道があるのです。お釈迦様がこの道を行け、弥陀がいると勧められる。阿弥陀如来はこっちへこいと呼びかけられる。寄せては還しながら、白い道を歩む。しかし、炎が止むことがないのです。それほどわたしの煩悩は根深いの… 続きを読む