一日一法話 20 2月 2022 人から害を受けた時 鎌倉時代の僧夢窓国師にこんな逸話がある。天竜川を渡ろうと乗り合いの舟に乗った際、短気な武士から鉄扇で打たれる。国師は平然と 打つ人も打たるる人ももろともにただひとときの夢のたわむれと読んだ。すると武士は涙を流しながら弟子にしてほしいと懇願した。… 続きを読む
一日一法話 19 2月 2022 はじめて教えを聞く人への手紙 親鸞聖人のお手紙より(御消息第2通) 原文はじめて仏のちかひをききはじむるひとびとの、わが身のわろくこころのわろきをおもひしりて、この身のやうにてはなんぞ往生せんずるといふひとにこそ、煩悩具足したる身なれば、わがこころの善悪をば沙汰せず、迎へたまふぞとは申し候へ。 現代語訳初めて如来の本願を聞いて、… 続きを読む
一日一法話 18 2月 2022 どうにでもなっていい事 THE BLUE HEARTS 少年の歌 より どうにもならない事なんてどうにでもなっていい事 最後に いろんな事が思い通りになったらいいのになあとある。どうにもならない事を受け入れていくことへの憧れと現実は思い通りになりたいという葛藤が見事に描かれている詩である。歓喜と慚愧が共存している。親鸞聖人… 続きを読む