一日一法話 31 1月 2022 お互い様精神 近くの小学校でも学年閉鎖が相次いでいる。今は便利なものですべてメールで連絡が来る。学年閉鎖の連絡の後、PTA会長からメールが届いた。「どうか個人の特定は止めて下さい」と。悲しいメールだ。誰が感染したのか特定しそれを回そうと言う人間がいるというのか。コロナは見えない。誰がどう感染するのかわからない。お… 続きを読む
一日一法話 30 1月 2022 私心なしは広い 青砥藤綱 鎌倉時代の名奉行とも言われる武士に青砥藤綱という人がいる。こんなエピソードがある。 ある夜、川を渡っていると銭10文を落としてしまった。従者に命じ松明を50文分買ってこさせ、無事に10文が見つかった。これに人はあざけり笑った。 ところが藤綱は「10文は少ないがこれを失えば天下の貨幣を永久に失うことに… 続きを読む
一日一法話 29 1月 2022 矢野橋村 大正、明治と画家として活躍した矢野橋村氏がおられる。画家を志していたが、昼間は軍事工場で働いていた。しかし、左手が機械にはさまれ、失ってしまう。画家の師が見舞いに訪れると、橋村は「おかげで画家に専念が出来る」と、画家に専念することになるのである。何が悪で何が善なのかは他人が決めることではないのである… 続きを読む