一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

多昧象王の施し 一日一法話

多昧象王の施し

昔々、多昧象王は人々に金銭を与えることを考え付いた。ある日、一人の青年が現れた。「王様、私は家を作りたいのです。」「それではここにある宝を一掴み持って行きなさい」青年は宝を掴んだが、また元に戻して席に戻った。「どうしたのじゃ。宝を取らぬのか」「家は建つのですが、家が出来れば妻も欲しくなりました。それ…
私怨を超えて 戦国武将編 一日一法話

私怨を超えて 戦国武将編

時は江戸時代会津を治めていた蒲生氏郷が亡くなり、徳川家光が後継者を藤堂高虎に選んだ。すると高虎は「加藤嘉明の方が適任でございます」家光は意外な答えに驚いた。二人は犬猿の仲で有名であったのだ。「何故嘉明なのじゃ。そちとは不仲であろう」「不仲は個人の小事。天下の大事を見誤ってはなりませぬ」以後二人は深い…
歴代社長の言葉 一日一法話

歴代社長の言葉

70年以上続く会社があった。これまでの年始の社長の言葉を記録したものを読むと同じ言葉が1つだけあった。それは、 「今は変化の時です。チャレンジしましょう。」 であった。まさに諸行無常である。…