一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

ありのままとわがまま 一日一法話

ありのままとわがまま

あるところで、ありのままとわがままの違いについての話になった。私の考えるところでは、自分にとって都合のわるいことを受け入れることをありのまま自分にとって都合のいいことを優先することをわがままと定義した。似ているようで非なる言葉です。…
ご先祖教ではないんだけれど… 一日一法話

ご先祖教ではないんだけれど…

以前、法事の席である方から「浄土真宗は先祖を大事にするから好きだ」と言われた。 その方は、お酒を飲んでいたのでここで否定をしてもしょうがないとその場はやり過ごした。しかしながら、僧侶としてこの対応でよかったのかと自問自答と今でもしている。はっきりいって仏教はご先祖教ではない。そもそもお釈迦様は出家と…
仏の心に私心なし 一日一法話

仏の心に私心なし

子どもが苦しんでいると、親も苦しい。その時の親の苦しみは、子どもに寄り添っているからこそだ。そこに私心はない。まことの心、慈悲は私心がない。親鸞聖人は「浄土和讃」に 平等心をうるときを 一子地となづけたり 一子地は仏性なり 安養にいたりてさとるべし と、わが子のように衆生を思いすくうと言われている。…