一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

我を忘れて聞く 一日一法話

我を忘れて聞く

先ず我を忘れ、人の言わん事を好く聞いて、後に静かに案じて、難もあり不審もあらば、逐っても難じ、心得たらば逐って帰すべし。当座に領する由を呈せんとする、法を好くも聞かざるなり。 『正法眼蔵随聞記』より…
やさしさに悩む 一日一法話

やさしさに悩む

あるお参りの時の事。やさしさに悩んでいる方がいた。ある人が困っているときに、助けた方がいいのか助けない方がいいのか。どうやら助けて迷惑がられたらしい。優しさは難しいという話になった。やさしさは時に人を助け、時に逆効果になる場合がある。植物へ水をやりすぎてもダメ、やらなさすぎてもダメなのと一緒だ。よく…
浄土真宗を理解するのに主客逆転に注意 一日一法話

浄土真宗を理解するのに主客逆転に注意

とあるお寺さんの掲示板をみた。 「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 私色私光」 阿弥陀経の中の蓮の花の色の部分をアレンジしたものだ。青は青く、そのままの阿弥陀仏のお慈悲に譬えでよく使われる。ここに私をいれることで、この私のままでいいという意味で付け加えたのだろう。しかし、我を否定し私を否定いく…