一日一法話 26 10月 2022 教誨 刑務所などで、受刑者に教えをさとす人を教誨師と言います。戦前までは公務員扱いでしたが、戦後は国から手当てが支給されることはなくなりました。無給ということも相まって、仏教界では規模の大きな東西本願寺が中心となり活動をしています。 戦後、教誨師として東条英機氏などのA級戦犯の処刑に立ち会ったのが、本願… 続きを読む
一日一法話 25 10月 2022 大浪覚醒 江戸末期から明治にかけての時代。黄檗宗の名僧高津柏樹師が、相撲で伸び悩んでいる大浪にアドバイスをした。 「そなたは大浪という名前があるのだから、名の通り大きな浪のごとくに、寄せては返しと流れに身を任せなさい。余計なことは考えぬことだ」 それから、大浪は連勝街道へ。無我をつかんだのである。無我とは、執… 続きを読む
一日一法話 24 10月 2022 境界 境界 前回「境」について書かせていただきました。我々の世界を構築しているものは、我々の認識で成り立っているというものでした。私の認識で成り立ちますので、千差万別です。見えるものは同じでも違う認識で感じているのです。このドラマは面白い、面白くない。これも認識によって違います。 今回ご紹介の「境界」は、… 続きを読む