一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

この世は仮寝の宿 一日一法話

この世は仮寝の宿

この世は仮の宿のようなもの。突然「出て言ってくれ」と言われるときもある。その時に、帰る場所がある人は、「お世話になりました。ありがとうございます。」と出ていける。人生の帰る場所がある人も同じである。阿弥陀如来は、極楽浄土という誰もが帰るべき場所をこさえてくださいました。…
銀座を裸で歩く 一日一法話

銀座を裸で歩く

瀬戸内寂聴さんの言葉 「物を書くということは、銀座1丁目から8丁目を裸で歩くつもりで書くのよ。それぐらいの覚悟で書いたものだからこそ、人は見てくれる」 生島ヒロシさんの朝のラジオより。 親鸞聖人は自らを地獄一定住みかとかし・・・など、自らを赤裸々に見ておられた。人間のすくいようのなさを厳しく自らん見…
ありがとうではない 一日一法話

ありがとうではない

築地本願寺の報恩講が16日をもって全日程が終了した。キャッチコピーが「ありがとうのつどい」であった。浄土真宗のみ教えはありがとうと表せるものではない。この私をすくわなければ仏にはならないと誓われた阿弥陀如来である。それに対して、ありがとうと凡夫のさじかげんではかれるものではない、ただもったいないばか…