一日一法話 24 2月 2022 オランダ人医師は帰らなかった 明治の初め、熊本でオランダ医学を教えるマンスフェルトがいた。学生には、後に日本医学の父と呼ばれる北里柴三郎がいた。学業に躓いた北里は、退学しようとマンスフェルトのもとを訪れた。すると、北里が話す前にマンスフェルトがたずねた。「どうした。元気がないな」思いもしない質問に北里は「先生は異国で暮らしていて… 続きを読む
一日一法話 22 2月 2022 拡大鏡と縮小鏡 人は鏡を持っている。自分を見るときには拡大鏡、他者を見るときは縮小鏡を用いがちである。仏教は智慧の鏡をいただく。その鏡で私を見れば、なんとあさましく傲慢なこころが多い事か。我を縮小させていただけるのである。… 続きを読む