一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

私心なしは広い 青砥藤綱 一日一法話

私心なしは広い 青砥藤綱

鎌倉時代の名奉行とも言われる武士に青砥藤綱という人がいる。こんなエピソードがある。 ある夜、川を渡っていると銭10文を落としてしまった。従者に命じ松明を50文分買ってこさせ、無事に10文が見つかった。これに人はあざけり笑った。 ところが藤綱は「10文は少ないがこれを失えば天下の貨幣を永久に失うことに…
矢野橋村 一日一法話

矢野橋村

大正、明治と画家として活躍した矢野橋村氏がおられる。画家を志していたが、昼間は軍事工場で働いていた。しかし、左手が機械にはさまれ、失ってしまう。画家の師が見舞いに訪れると、橋村は「おかげで画家に専念が出来る」と、画家に専念することになるのである。何が悪で何が善なのかは他人が決めることではないのである…
徳田新之助 一日一法話

徳田新之助

暴れん坊将軍は、徳川慶喜が貧乏旗本の3男徳田新之助として市中に現れ、物事を解決していくという物語だ。わざわざ市中に下りてきた。阿弥陀如来もまた、真理の世界から市中に下り我々に見やすい阿弥陀仏として、称えやすく保ちやすい南無阿弥陀仏となられたのです。…