一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

敵を祝福するということ 一日一法話

敵を祝福するということ

オノヨーコさんが、ジョンレノンが死去したのちに、激しく周りから責められた。このままでは自分はダメになってしまうと考え、寝る前にブレス(祝福する)ことを始めた。特に嫌がらせをしてくる人ほど祝福した。すると、いつのまにか誹謗中傷してくる人の矛先が変わっていったという。 彼女は、自分がなやんでいたのは、自…
人から害を受けた時 一日一法話

人から害を受けた時

鎌倉時代の僧夢窓国師にこんな逸話がある。天竜川を渡ろうと乗り合いの舟に乗った際、短気な武士から鉄扇で打たれる。国師は平然と   打つ人も打たるる人ももろともにただひとときの夢のたわむれと読んだ。すると武士は涙を流しながら弟子にしてほしいと懇願した。…
はじめて教えを聞く人への手紙 一日一法話

はじめて教えを聞く人への手紙

親鸞聖人のお手紙より(御消息第2通) 原文はじめて仏のちかひをききはじむるひとびとの、わが身のわろくこころのわろきをおもひしりて、この身のやうにてはなんぞ往生せんずるといふひとにこそ、煩悩具足したる身なれば、わがこころの善悪をば沙汰せず、迎へたまふぞとは申し候へ。 現代語訳初めて如来の本願を聞いて、…