一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

驕慢 一日一法話

驕慢

驕慢…おごりたかぶり、自分には関係がないと思っていること 晩御飯をいただきながらふと思った。TVではウクライナの状況が流れている。あのひどい戦禍の後の映像を見ながら、ひどいことをするものだと思いながら私はご飯をいただいている。私の中にしっかりとあるのだ、驕慢の心が。…
ぞうさん 妄想法話 一日一法話

ぞうさん 妄想法話

童謡ぞうさん まどみちお氏作詞である。制作の由来を調べると即興で作られ、詩にそこまでの意図はないようだが、そこを敢えて深読みして法話をしてみたいと思う。 童謡ぞうさんの歌詞をみるとぞうさん ぞうさん お鼻が長いのね そうよ 母さんも長いのよとある。質疑応答形式の詩である。では、誰が誰に質問をしている…
宝物が壊れた 一日一法話

宝物が壊れた

江戸時代初期、京都所司代やいくつかの藩主を務めた板倉重矩の逸話。藩主を務めていた時、備えとして寝室に置いていた宝の弓を、小姓が試し打ちをして折ってしまった。怒られるかと思いきや、重矩は許した。「この程度で折れるならば実戦ではやくに立たぬ。よい事を教えてもらった」と逆に褒めたのである。怒るのか善と受け…