子どもが苦しんでいると、親も苦しい。その時の親の苦しみは、子どもに寄り添っているからこそだ。そこに私心はない。まことの心、慈悲は私心がない。親鸞聖人は「浄土和讃」に 平等心をうるときを　一子地となづけたり 一子地は仏性なり　安養にいたりてさとるべし と、わが子のように衆生を思いすくうと言われている。…

経が付く言葉は、あなたはどれぐらい浮かびますか。経緯、経験、経路他にもいろいろとあります。おおむね上がってきた「経」には、「道すじ」という意味が当てはまるのではないでしょうか。経緯や経験はこれまで道すじのことであり、経路は目的地までの道すじであります。 　語源は、古代インドのスートラです。経糸という…

二種深信＝機法二種の深信の機と機法一体の機は定義が違います。 機法二種の機とは、すくいのはたらきを受ける私たちという意味です。機法一体の機とは、すくいのはたらきが私たちのところではたらいている信心のことです。ここでは、阿弥陀仏の信心とそれを賜った私たちの信心は同じものという意味です。私たちが作り上げ…