一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

かならずの効果 一日一法話

かならずの効果

前々日の続き末代無智の御文章を上げると罪業深重のとこで深くうなずかれる人がいるという話をした。罪業深重が身にしみるのだが、これはそのあとの「かならず」弥陀如来はすくひましますべしの言葉があるからである。蓮如上人の素晴らしいところはここで「かならず」と入れたところにある。これが表記されない、あいまいだ…
雨の日の満員電車 一日一法話

雨の日の満員電車

雨の日、通勤電車にのると、右足が冷たい。見ると、隣の人の傘が自分にあたっていた。 なにくそっと思っていると、左から「コホン」と咳払いが聞こえて左側を見ると、自分の傘が左隣の人を濡らしていた。 人生そんなものである。お互い迷惑をかけているのである。阿弥陀如来の電車は、それにも関わらず障りなく極楽浄土を…
罪業深重 一日一法話

罪業深重

罪業深重を今の人にわかりやすく言うとなんだろうかと考えていた。法事や毎月のお参りの最後に末代無智の御文章を読むことがあります。そうすると罪業深重で涙を流される人がたまにおられる。その人は罪を犯したから泣いておられるのか。違う。その人は、自らのあさましさに気付かれたからだ。あさましさで表現すると今の人…