一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

大浪覚醒 一日一法話

大浪覚醒

江戸末期から明治にかけての時代。黄檗宗の名僧高津柏樹師が、相撲で伸び悩んでいる大浪にアドバイスをした。 「そなたは大浪という名前があるのだから、名の通り大きな浪のごとくに、寄せては返しと流れに身を任せなさい。余計なことは考えぬことだ」 それから、大浪は連勝街道へ。無我をつかんだのである。無我とは、執…
境界 一日一法話

境界

境界 前回「境」について書かせていただきました。我々の世界を構築しているものは、我々の認識で成り立っているというものでした。私の認識で成り立ちますので、千差万別です。見えるものは同じでも違う認識で感じているのです。このドラマは面白い、面白くない。これも認識によって違います。 今回ご紹介の「境界」は、…
布教・伝道の成立 一日一法話

布教・伝道の成立

ただ経典にそう書いてあるからとか、宗派の教学ではそういうのだというだけでは、一般の人たちを説得することはできません。説得できなければ、どうして布教・伝道ということがせいりつするのでしょうか。 石田慶和氏著『教行信証』入門より…