一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

ブームの終焉 一日一法話

ブームの終焉

ブームを経験しているときには気が付かない。いずれ終わりが来ることを。世間のまなざしではないもので自らを図ることが大切です。平家物語の冒頭もいろいろと現実を教えてくれます。 祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらは(わ)す。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごと…
檀家制度の是非 一日一法話

檀家制度の是非

江戸時代初期の禅僧盤珪さんが、地元の有力者からの支援でお寺を建てたことがあった。その有力者達が檀家になりたいと願うと盤珪さんは固辞した。理由は、檀家制度を取ると、檀家である者とそうではないものの区別ができてしまうからである。私は実際、とあるお寺を一時的に預かったことがある。その時の報恩講という行事で…