一日一法話

法話の鍛錬の為、一日一つ法話を作ることにしました。

主語は誰だ? 一日一法話

主語は誰だ?

映画ジュラシックパークで、恐竜が逃げ出したときにお偉いさんが技術者に言った。「おまえは私の恐竜をどうする?」「いいえ、恐竜が私たちをどうするのかです。」われわれは、主語が逆転すると途端に戸惑う。しかしながら、主語が受け止め先であった場合に安心を得られる。阿弥陀如来が私たちを願っている。とすると、真宗…
愛別離苦は最も切ない 一日一法話

愛別離苦は最も切ない

別離等の苦におうて、悲歎せんやからをば、仏法のくすりをすすめて、そのおもいを教誘すべき事。 人間の八苦のなかに、さきにいうところの愛別離苦、これもっとも切なり。まず生死界の、すみはつべからざることわりをのべて、つぎに安養界の常住なるありさまをときて、うれえなげくばかりにて、うれえなげかぬ浄土をねがわ…
あなたまかせ 一日一法話

あなたまかせ

ともかくも あなたまかせの 年の暮波乱万丈、世の酸いも甘いも経験した小林一茶が『おらが春』に記した最後の句である。ここのあなたとは阿弥陀のことである。…