carry on 南無阿弥陀仏

アメリカの仏教青年会に所属している高校生が重い病にかかり余命いくばくもない状況になった。
彼は病床で落ち着き払って
「Carry on 南無阿弥陀仏」
と言っている。
carry onとは、困難な道を乗り越えようとする心の事をいう。
病死を目の当たりにして、それを積極的に受け入れようとしているのだ。
この様子をみた高校の校長先生が、南無阿弥陀仏とはどのような意味なのか、高校生が通う寺院に聞きに行った。南無阿弥陀仏とは、いつでもどこでもどんなときでも共におるぞ安心せいと呼んで下さる阿弥陀仏の声。
病気になろうともどんな時も共にいて下さる。
だからこそこの高校生は「Carrry on 南無阿弥陀仏」と勇気づけられたのである。
山本仏骨和上の法話より

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