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ぞうさん 妄想法話 一日一法話

ぞうさん 妄想法話

童謡ぞうさん まどみちお氏作詞である。制作の由来を調べると即興で作られ、詩にそこまでの意図はないようだが、そこを敢えて深読みして法話をしてみたいと思う。 童謡ぞうさんの歌詞をみるとぞうさん ぞうさん お鼻が長いのね そうよ 母さんも長いのよとある。質疑応答形式の詩である。では、誰が誰に質問をしている…
宝物が壊れた 一日一法話

宝物が壊れた

江戸時代初期、京都所司代やいくつかの藩主を務めた板倉重矩の逸話。藩主を務めていた時、備えとして寝室に置いていた宝の弓を、小姓が試し打ちをして折ってしまった。怒られるかと思いきや、重矩は許した。「この程度で折れるならば実戦ではやくに立たぬ。よい事を教えてもらった」と逆に褒めたのである。怒るのか善と受け…
独裁スイッチ 一日一法話

独裁スイッチ

9日のドラえもんの放送で出てきた秘密道具が独裁スイッチだ。法話でも引用されることの多い話でもある。もしも、あいつさえいなければという、誰しもが一度は思う願望をかなえてくれるというもの。結果、のび太は大反省をするのである。独裁の独は、孤独の独である。さみしい世界なのだ。…