一日一法話 26 4月 2022 私心なし 時は江戸時代 備前藩主池田光正が使い番の適任者を探していた。すると家老の土倉市正が「中村忠左衛門がよろしいでしょう」と、市正とは犬猿の仲のものを推薦したのだ。忠左衛門は驚き、市正に礼をいうと「私は適任者を推したまでのこと、好き嫌いは私心である。」と答えたそうな。… 続きを読む
こんなところに仏教用語 25 4月 2022 擬宝珠 擬宝珠というと、何のことかなと思われるかもしれません。お寺の縁側の手すりの先端や橋の欄干の先端にある装飾を擬宝珠と言います。雨水等による腐食を防ぐ役割があります。 形状がネギの花に似ていることから、葱帽子→ギボシという説もあります。ねぎの臭気が魔除けの効能を顕すとされています。 この擬宝珠とい… 続きを読む
一日一法話 24 4月 2022 氷が解けたら何になる 高林寺さんの3月の法話からお借りしていました。 先生 「氷がとけたら何になりますか?」 生徒 「氷がとけたら春になります。」 ある雪国の小学生 学校のテストでは間違いです。しかし、なんともぬくもりのある答えではないですか。「死んだらどうなるの?」「死んだら仏にならせてもら… 続きを読む