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雨の日の満員電車 一日一法話

雨の日の満員電車

雨の日、通勤電車にのると、右足が冷たい。見ると、隣の人の傘が自分にあたっていた。 なにくそっと思っていると、左から「コホン」と咳払いが聞こえて左側を見ると、自分の傘が左隣の人を濡らしていた。 人生そんなものである。お互い迷惑をかけているのである。阿弥陀如来の電車は、それにも関わらず障りなく極楽浄土を…
罪業深重 一日一法話

罪業深重

罪業深重を今の人にわかりやすく言うとなんだろうかと考えていた。法事や毎月のお参りの最後に末代無智の御文章を読むことがあります。そうすると罪業深重で涙を流される人がたまにおられる。その人は罪を犯したから泣いておられるのか。違う。その人は、自らのあさましさに気付かれたからだ。あさましさで表現すると今の人…
緑のカーテン 一日一法話

緑のカーテン

先日、門徒さんからいただいたグレイオサ(きつねゆり)がのびてきたんで、緑のカーテンにしようと窓に網をかけた。窓の冊子に引っ掛けられるようフックを付けて、網をかける。この時に大事なのが、ひっぱりすぐずある程度緩い状態でかけるのがいい。風対策である。 何事も引っ張って突っ張っていると、うまくはいかない。…