saikohji

異国 一日一法話

異国

北の国からでも流れる歌である 中島みゆきさんの「異国」という歌   忘れたふりをしながらも 靴をぬぐ場所があけてある ふるさと 帰っていい場所はあるのだ。こちらが一歩ふみだせぬのだ。弥陀のふるさとは、忘れたふりもしていない 願い詰めである…
陰口に対して蓮如上人は・・・ 一日一法話

陰口に対して蓮如上人は・・・

常には我が前にては言わずして後言いふとて腹立することなり。我はさようには存ぜず候。我が前にて申しにくくば、陰にてなりとも我が悪き事を申されよ、聞きて心中を直すべき由申され候。 「一般的には直接自分の前では言わずに陰で悪口を言ったと言うことで腹を立ててしまうのであるが、私はそうは思わない。自分の前で言…
御礼が言える臨終 一日一法話

御礼が言える臨終

時に、最後までまわりに御礼が言える人がいる。なぜだろうか。普段からありがたい=「有る」+「難い」を知っているからだ。そして、人生の方向がわかっているとじたばたしないで、御礼が言えるようになる。人生の方向とは、西の方、太陽の収まるところ、いのちの収まるとことに、阿弥陀如来は極楽浄土をこさえてくださった…