信玄が小田原城攻めの評定の際、家臣は攻めることを考えていた。信玄は退却を考えていた。家臣からわけを尋ねられた時に、「その意気やよし。だが、勝敗は時の運である。進むのは簡単だが退くのは難しい。人間は、いかに生きようとよりもいかに死のうかということを考えねばならない。どのように進むかというよりも、どのように退こうかということを考えることが大切だ。」と言った。さて、現代のわれわれは?