ユートピア

ユートピアは、理想郷とも訳すがどこにもない場所とも訳せる。

イギリスのトマスモアの著作でもある。

社会風刺を多分に含んだこの著作の中で

今さら言うまでもないが、あらゆる種類の動物が餓鬼のように貪欲になるのは、実に欠乏に対する心配であり、特に人間においては虚栄心である。人間はなくもがなの、玩具のような物を見せびらかして他人をしのげば、それがすばらしい光栄であるかのように思うものなのである。そういう悪徳を知らない国民、それがすなわちユートピア人なのだ。

とある。しかしながらユートピアは実在しないのだ。凡夫の世の描き方は、仏教と通ずるものがあります。

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