知らなんだ

知らなんだ知らなんだ

ああ知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

一つには 一人で生きているという

うぬぼれ心に邪魔されて

生かされているうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

二つには 不満ばかりを口にして

求めることにかかり果て

与えられてるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

三つには 彌陀の大悲は広大で

こんな勝手な私さえ

すくってくださるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

四つには よくよく過去をながむれば

不思議な力に助けられ

育てられたるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

五つには いつもくよくよ思案して

落ち込む苦しむことばかり

彌陀に任せるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

六つには むなしい人生と思いこみ

受けた命をありがたく

味わい喜ぶうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

七つには 泣いて笑ってまた泣いて

煩悩具足の此の身でも

そのまま助かるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

八つには 病も貧乏も仮のもの

苦しみながらもそのままに

喜び生きていくうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

九つには この世の命が尽きたなら

彌陀大悲の光明に

摂めとられるうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

十には どうにもならぬ私をも

必ず浄土へ迎えんと

願われているうれしさを

ほんに今まで知らなんだ 知らなんだ 知らなんだ

saikohji
  • saikohji

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